2005-01-01から1年間の記事一覧

・・・森玉じゃなかった。 *1 *1:噫(ああ)、いいね。俺をどうやって殺してくれるんだ?電気か?電気は詰まらないじゃないか。あんなものは糞だ。米帝並に糞だ。ちょっと遊んでみたかったんだ。正味の話。御笑味下さい。そうやってやったんだ、俺は。何もか…

カンヴァセイション、無意味。

ゲロを吐く暇も無い。落ち葉拾いに多忙で。私は原始人になった気持ちを生まれてコノカタすっかり忘れて安穏と暮らしておった。今は野獣(ビースト)である。 多忙と言っても実は二日に一回というスケジュールなので、充分浅草寺にも詣でられるし、趣味の写経…

テイオウガク

夜の八時、現地集合。八時半トラック発車。胃腸が痛い。銀杏が綺麗。 八甲田山か、ここは。という気温の中で箒を持ってエッサエッサとイチョウの葉を寄せては集め、を繰り返し。無言。休憩時間特になし。疲れたら寝転がってピクニック気分に浸って下さい。無…

・・・森玉じゃなかった。 *1 *1:君たちはいつもそうやって物事の判断というものができない小僧のくせになんでもかんでも首を突っ込みたがる。鳩の首のように無様に動く君たちの首を僕はもうすっぱり切り落としてやりたいぐらいだ。どいつもこいつも何も解か…

関越奇譚

外房を旅行して帰ってきたら、舅から怒られた。彼は妻の片親で、美人だった奥さんに隠れてブスの女中かなんぞに手をつけて子供を置いて家を出られた前歴のある社長で小金持ちだったが二世社長なので覇気というものが足りず父の事業を継いだだけの元どら息子…

・・・森玉じゃなかった。 *1 *1:勘違いだった。酷い勘違いだった。五百メートル程の鉄塔を駆け上がると森玉がいる気がしていたのだが、そんな気がするだけで見つかる森玉でもないし、そんな気だけで何とかなればもうとっくの昔に何とかなってなくちゃいけな…

尻軽と犬儒

今日は私を産んだ人間から珍しく電話があって久しぶりに「××たん(妻)」とお姉ちゃんと有楽町で遊びたいからそうさせて呉れろというコトワリがあって最初は何も答えずに電話を切っていたんだが、あまりにもシツコイ催促の電話にぶち切れて電話線を引っこ抜…

みりん風調味料と混沌(Chaos)

妻が台所で家計簿をつけている。社会に参加している妻を羨ましく観ていたら、妻が驚いて居るんだったら声ぐらいかけて下さいましねと朗らかな顔を装ってけつかる。背中の疲れた感じが二十六歳よりもぐっと老けさせて見せて、黒田某という某公共局のアナウン…

・・・森玉じゃなかった。 *1 *1:どいつもこいつも死にやがれ。舌禍を畏れてぬあにが市民によるジャーナリズムだってんだ。友人も親も兄弟も一族も郎党も死にやがれ。消え失せろ。売国奴どもの巣窟が蟻塚みたいに立ちはだかって眼の前が暗くなる。六甲山に月…

明白な感覚

そろそろ生きていたくないな、消え入ってしまいたいな、と夕方などはよく考えてしまう。これはもうずっと物心がついて以来の習慣で、黄昏の空気の中で炬燵だの布団だのの中に身を縮こまし、ふとこのまま記憶の一切を消去して何も分からなくなってしまうとい…

・・・森玉じゃなかった。 *1 *1:例えば人間が狂うというのはそれはどういう状況下にあるのかというと何でも無いことだったりする……眼鏡を頭に積載しながら眼鏡!眼鏡!と探し回っているフリさえすればいい……こんな邯鄲なことでカタがついちゃう……俺は何かを…

コリアンダーとラ・フランスが在る日常について

私が憎んでやまないのは、藷どもの生活だ。つまり君たちの生活だ。と意気揚々と書いてしまったことをお許し願いたい。退廃と美徳とを混同しているせいで、情婦にエアコンディショナーを買ってもらいその情婦と痴情の縺れを起こしそれが悪化し突如リサイクル…

・・・・・・。 ・・・・・・。 ・・・・・・。 *1 *1:5・10・15・20・25。強烈な壁ができてしまった。妊娠もしていない同級生と結婚をしてしまわれたということか。何かお考えがあるのか。赤の方頑張る。う〜ん…こういう形になったか。ごめんなさ…

・・・・・・。 ・・・・・・。 ・・・・・・。 *1 *1:何ぜんぜん駄目だ。なっていない。君が結婚だとは笑わせるなよ。あ僕?森本だよ。そんなことはどうでもいいことじゃない。それより君、女性というものが本当に解かっているのかね?僕には君に女性が理解…

西国貧困旅行顛末③

御両親への挨拶の言葉面を考えていたらあまり眠れず布団の中で右往左往して朝には昨日よりも濃い隈取が眼の下にあって微笑する。女は私よりも早く起きて朝の温泉に浸かってきて化粧さえ済ませて瞼に燐の粉をかけてお早うと言う。一体私は破滅しかかっている…

西国貧困旅行顛末②

城崎温泉駅前の喫茶店に入って新聞と漫画サンデーを読んでいると何だか自分が自分でないような感じがした。自分はもう何年も昔からこうして毎日同じ喫茶店で同じ珈琲とトーストを摂取し同じような内容が繰り返し掲載されているだけの新聞や低俗な大人向け漫…

西国貧困旅行顛末①

色々あって少し蒸発してみた。関西方面で私は新しい人間としてやり直そうと考えて電車に乗ったのだが、金を大切にしたいという世知辛い考えと元来の史跡好きが祟って肝心の阪神地方に着くまでに浜松大垣小浜と三泊もして古戦場などを緩緩と周り憂いも帯びぬ…

少年よ少女よ鳩よ

切ない。刹那過ぎる。一度も作ったことのないホットケーキが作りたい。私は一瞬怯みながら扉を開けた。心の扉じゃない。そんなものは開けたことはない。そんなものがあればのはなしだ。扉を開くと経理のおばさんが電話をしていて、口元に手を当てて、大事な…

遠ざけてください!ほらこのように!

いやあ。ほんと。すごい。すごいですよ。いや。いろいろすごいですよ。すごいというよりはすんごいですよ。すごい。すごいしえろい。えろいしすごい。ほんとうのことです。ほんとうのことというよりはむしろほんとのことです。まえおきがながくなっておりま…

一 イタリア女を抱いてみたい 一 疲れた 一 エアコンが消滅したので寒い 一 布団が薄い 一 西に行きたい 一 storong 一 偽装結婚で私腹を肥やしたい 一 朝食は抜きたくない 一 朝食で抜きたくない 一 ドイツ女も抱いてみたい 一 元彼女が携帯電話のアルバイ…

嘘を吐けない風俗。私、裸。

会社の知り合いのウンサンっていう狂人が居て、何かっていうと、自分の実情を棚にあげて、他人様を侮蔑しカラカラと嗤う悪癖を持つ初老男の何が哀しくて、彼の主宰したホームパーティーなんぞに出掛けなくてはならないのか、という疑念を拭い切れないまま、…

破裂する構造

いつも自分に呪いがかかっているのではないか、と疑って生活している。幼い頃に引き倒した地蔵の数は数千体。見知らぬ土地に無断で埋めた破魔矢が二百数本。落書きした右翼の街宣車は三台。落ち葉焚きの中の不味そうな薩摩芋に小便をかけてやった蛮行は四回…

白い惨劇

ひと夏を一緒に過ごすにはもってこいの女だと最初は思ってた。でもそりゃあ勘違いだった。私は女のじめっとした手を握るともうこれはイケナイと考えてしまう。汗と化粧品の香りにケミカルショックが起きて蕎麦粉アレルギーの軟弱児みたいに顔を真っ赤にさせ…

すべてが曖昧かつ醜悪な終末思想

一度なら過失で済む。なんでもそうだ。それはきっとなんにでも当て嵌めて考えていい。しかし二回目なら話は別だ。これはもう病というものだろう。私はたまにこういう病に冒されてしまう。狂気という、一見アリガチな白昼夢を演じることにかけては、銀メダル…

セックスとウンコとまぼろし

本当に女性経験の多い男ってのがどういう物か。それを君は想像してみたことがあるだろうか。世間に溢れかえっている、虚構のドンファン連どもの醸し出している胡散臭さは観ていて痛ましいような射殺してやりたくなるような類の哀愁を強制的に連想させるわけ…

グッド・ナイト・デッド・ラジオ

この街は汚い。汚泥に塗れている。この町は嫌だ。 同じ事が繰り返させられている。 嘔吐。嘔吐。嘔吐。町を歩けば何処も彼処も歩く場所さえ見つからない。 俺は勇気を振り絞りコーヒーショップで見初めた二十代後半の尻の肉のこってりしたのに話しかけようや…

海洋調査みたくに

空き缶に詰まった「何か得体の知らぬドロドロした物」を流木から抜き取った枝でツンツクしていたら、女が浮き輪を持って後ろに立っていた。眼を瞑ってみる。そして女が他人だと、初めて観る人間だと、心の中で像を結んで、コンニチハと言ってみる。随分派手…

洗脳旅行あらまし

まだ異常気象異常気象と世間のオジサンオバサンが口を酸っぱくして言い触らす世の中では辛うじてなかった頃。私は高校生になったばかりで、おさげ髪をした実に利口そうな女学生だったわけだが、おっと男子学生だったわけだが。つまりそういうことだ。性欲を…

滅亡旅日記

どっちに煎ったって同じさ。とばかりに、鶴見線なんかに乗っちゃうと嫌な目に遭うものだ。これも又旅行さ。珈琲豆がユラユラしてる。と三分間念じたが、実は、その、豆は人頭だったりするわけで(言っちゃった)。川嵜駅から出てる美しい美しい鶴見線を乗っ…

石和事件における私の役割

旅が好き。頭が悪いから温泉に入らないと駄目。猿みたいに浸かりながら蛸みたいに死んでいく。いや死なない。私は死なない。死んでも生き返る。残留思念として赤い発光体になるのだ。旅はいい。頭がすっきりする。鉄みたいに重たくなった脳漿が耳から垂れず…