2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

大館・ン・ダス・アホ・パール

イエスマン。偉大なるイエスマン。きみの近くにいるそんな不届き者がきみの全部をだめにしているということを諜報機関は掴んでいる。しかしながら諜報課の課長自身が偉大なるイエスマンを求めているのが実情だとすれば、きみは今のままでいいということにな…

マーガリンを塗っている厭きることなくエンドレス

深夜三時に自転車をぶっ飛ばした城から城。口が裂けた女がしなをつくる深夜二時。小僧も虚無僧もイッパシみたいにアジって夏の午睡。マニアック横丁で間諜屋と古道具屋を覘く。ざっと見る。光る眼。正解はどこにも書いてない。これが伯父さん、あなたが少女…

本日という化石を穿りかえすとすれば

あまり混ぜっ返す様なこたぁしたくはねえんだけどよ。正味100グラム。正味8時間。ディスコ体操第二。おまえが去った部屋。午後十一時。シーツの上に付着したお前の分身液体。無会議十一時。おまえが去った部屋に一人だけ残った人間の影。それがおれだ。ルー…

体育座りしてる猫

津崎がおれの背中を押すのよ あのお嬢さんは狼も熊 係争中の裁判は敗色濃厚もいい感じや 恭賀くだらん下世妊娠小説ばかり 最古のお嬢さんよ最古参の夕暮や 良いイメージをすれば刀を跳ね返す踝 踵も捨て難い言い条 阿竹がおれの背中を斬るのよ 運動音痴と背…

虚無百態

ニック「なあ、あんた。インディアンの娘とやるとどんな気持ちになるか知ってるか?」 おれ「いや」 ニック「インディアンの娘とやるとたいていは虚しい気分になるのさ」 おれ「ああ。そうか」 ニック「本当に美人のインディアンだったのさ、あの娘は。少し…

割れた皿々

人類全体は人類全体に責任を負うものとする。これはぼくの持論なんやけども。ヘーゲルもカントもこういうことは言うてなかったよな。エドガー・アラン・ポーならチラッとどっかに書いてせせら笑ったりはしたかもしれへんけどね。とにかくそういうこっちゃ。…

どぎついことをやりなよ

街が美しいのは夜明け前に酔狂な人等が胃液を道路という道路にぶちまけて朝陽のちからを借り受けて宝石のような輝きをあちこちに便所の黄ばみみたいに黄ばませてくれるからではないでしょうか。や。ビルとビルが接吻してる。残酷な映像が夢をみている女子中…

ghost in the sky (邦訳)

神は朝から晩まで我と共にいませり 神は闇が天上の高さにまで昇るまでいませり 我の最後の眼をお開き下さい、そして美しい荒野の中に我をお留め下さい 永遠はあなたが背徳で充たした胸の上に堕ちています 君、己の盲たるを自覚せん 知るべし、救い主はやがて…

Dark Night of the Soul作者: Danger Mouse,Sparklehorse,David Lynch出版社/メーカー: powerHouse Books発売日: 2009/05/12メディア: ハードカバー クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見るネットが便利じゃないというのはつまり便器が便利じゃない…

女史は熟れつつも憂う

美人は、つまり、あなたのことだが、美人はいつまで美人なのか。美人はいつから美人だったのだろうか。これは外見上の話であります。都市にビラを配りながら、僕はよく美人を見かける度に思うのです。戦後の政治体制のせいで日本人の手足はすらりと伸びて、…

テアトルウマヅラ注射映像祭

最近バンドを組みたいなぁと思ってる。スリーベースのツーキョンシーワン西瓜頭。蛇みたいなチロチロしたベースラインが排水溝をくぐりながら錆の香りと一緒になって一般市民の子宮に届けば、ぼくはいいと思う。注射相撲みたいな市民生活です。受身を取りす…

不審者がゆるせません

はっきり言おう。不審者が大嫌いだ。不審者が大好きなやつ。不審者を陰で支えている人間。不審者を煽る人種。不審者を内閣総理大臣にする民族。ざけてんじゃねえ、と思う。街に溢れかえる不審者どもを捕まえることができない国家公安委員会は最早風俗案内所…

緑亀は憂鬱な夢を観ている

女の話の大体は思い出せない。第二次世界大戦の好きな女だった。 おれは彼女と愛撫を受けたり愛撫しかえしたりする平穏な日々を過ごした。 そんな所謂散文的な生活の中に暗闇を人はわざと見出す性質があるようだ。 暗黒舞踏を好む人間の背骨には精子時代の破…

右岸譚

教えて欲しい。何もかも。何もかもを教えて欲しい。頭に中にOMOIDEがない。手の中にぬくもりもない。股間におしめりもない。昨日のことでした。僕は巨人軍ブイエス日ハム軍を観に行ったんですが、酷いチケットだったので水道橋ビックマウスストライク…

過去は未来に試されている

イエイっ。プロレス観てますかお父さん。配球の読み、と。配球の予測、は全然違いますよね。前者は諸葛。後者は司馬。つまりですね。コーメイはキリストでシバチューが大審問官。これで解からないって?鈍いお父さんだなあ。ノムたんはね、データを集めてで…

緑青畑の妖雲論者たち

大阪出身の三安くんはいつもおれの酒の飲みっぷりに怖れをなしてすぐに逃げ惑う癖がある。飼い犬などを見ればお分かりいただけるかと存ずるが、逃げる者を追う快楽が動物の基本的な本能であるからして、わたくしはいつも三安くんを充血した眼球で見つけだし…