2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ヘッドマスターニートガール

「冷めかけている状態のマゾヒスト」について、いつも想う。近所の極楽教団の施設で恒例の施設ぐるぐる祭りがやっていて。遠方からやってきた八百人ぐらいの信徒たちが定められた道のりをぐるぐる歩きながら祈るというのを今年も見かけたんだけど。やっぱり…

アナーキーダンスファンクラブ

面倒だな生きるのが。死のう、そう思うんだが、ついついあの娘にメールの返信をして会う約束なんかをしてしまうんだなあ。悪い子だ。あの子のちぢれた油っぽい髪の毛を嗅いで極楽浄土に登れば死ぬことはすぐに取りやめたくなる。事実、だいたいこうして生き…

未来の世界のザリガニ型ロボット

田舎の人は文明を捨てているのか。それとも都会の人が空気が読めないお調子者揃いなのか。それは学の無い私のような者には到底分からないことであります。都会にやってきた小さな月の輪熊みたいなおばあさんがたまさかに話し掛けてきて言う内容にたまさかに…

ミンク鯨の朱肉壱岐路3980円也

人生なんてしみったれたスノードームみたいなもんよ。僕は酒に呑まれていました。いつものことです。夏は折り返し地点でぜえはあしながら女物の下着の匂いを嗅いでいるよ!!酒しか信じない、と書かれたテーシャッツを着た喜多方出身のおじんと酒場で意気投…

高級スキンと夕立雷雨(裏)

可愛い人生を送っている人と 寄り添うとすれば 必ず必勝祈願をラッコの腹の上でせねばならん と東条英機元帥は世に問うた 四国遍路みたいな恋路には青大将や日本狼が とぐろを巻いて立ちはだかり 彼の偉大なる長老の杖さえ齧り尽くしている 月面までは三十五…

高級スキンと夕立雷雨

朝の情報番組で、確か公共放送だったと記憶しているが、百歳に近い、糞 婆 の書いた詩集(死臭)がスヴァらしいみたいなのを観てからどうも身体の調子が悪い。くじけそうだ(笑)。みつをでも326でも何でも良いけどさ。なんだろうね、あの定期的に陋巷で…

悲しむことなんて猿でもできる エンジンのかからない凍るような朝の空気を コートの中で舞わせているだけならば A monkey is also made feeling sad. If it becomes as freezing morning air which engine does not require is made to dance in a coat.

酒しか信じない

難しい宿題が僕には残っていた。食事の問題である。なんだ、またか、この似非グルメ野郎と思われる方も中にはおられるかもしれないと気をもまないではないが、このブログ(恥)を読んでいる読者は世界中で僕だけなので安心して書いていいだろう。良いレスト…

皮膚時計で午後賛辞

安全弁。 心の安全弁。 あれを外して外を出歩く人が多いが、社会の陥穽に見事にはまったことに気付いてないだけだよな。君の話をしてるんだぜ。心の秘密という程のことじゃない。例えばさ。人身事故とか起きて電車が止まることってよくあるよね。都会暮らし…

豹柄おばちゃんの手毬唄

あいつはふしだらを狐面で隠している あいつは影絵を斬り絵にしてしまう 浮き草稼業の四枚歯が深緑に耀いておる ガードレール妄想症候群に罹った末期患者みたいに 屍色に塗られた鴉の群れが遊戯場を闊歩する あのお嬢さんの母親は下駄箱を孕んでいる 斜め色…

ゾンビも殺れる新世界/書籍公

講談本が好きである。小説や漫画。捨てても何も困らない類の内容。そこから僅かに採れる砂金のような光明。昔から活字やポンチ画を好んで大量に喰ってきたツケがまわったらしく、率直に言ってもう殆どの漫画もY本も少々食傷気味の傾向にある。ローマ字だけの…

遠き山に日は落ちて軍人さん娼家に入り浸る

午後三時ぐらいのこと。照りつける日差しを避けて商業施設の中を毛の抜けた犬みたいな格好でハアハアゼエゼエと歩いていたらギャップというメリケンの洋服屋さんの入り口で低能な子供を乳母車に乗せた親の姿がありました。僕はギャップで買い物をする予定で…

純夫凡夫E13夫

昔、給料は全額自分の小遣い、という管理職を知っていたよ。都内にビル何本か持ってるから、ほんとは働かなくていい、という人。人間の理想だな、あれは。 ――佐藤亜紀さんの『Twitter』のつぶやきより さて、神はいるかいないのか。神は居留守を使っているだ…

雲上人

どうも睡眠時間を削り過ぎている。これはあまりよくない傾向にある。他人のお弁当まで作っておれは何をしているのかと玉子焼きを庖丁で切りながら思う。他人という肉の針金は影ではない。ましてや、自分でもない。四六時中まとわりつかれても困るが、居ない…

ヘイ、ジョー、死神

全国五千七百万のクンニリングス愛好家の皆様。おばんで御座います。クンニリングスとは筋書きの無いドラマ。セックス界における格闘技。さてくだらない大河ドラマなどを馬鹿みたいな顔をしてアンポンタンポカンとばかりに観続ける無駄な時間などがあるとす…

クライミングタイム

猫って可愛いね。おじさんの心を癒してくれる唯一の動物だよ。野良猫ばっかり写真機におさめている。女性には受けが悪い。猫ばっかりじゃないか、お前。女が勝手に写真機の中の画像をチェックして言いやがる。建物か猫だね。昭和の遺産みたいな建物と猫ちゃ…

ゲリに死なれて菜食主義

一人暮らしの良さはひとつだけ。際限なく孤独な自由と自己憐憫の嵐の中へ舟を漕ぎ出しても良いということ。角度を変えれば誰にも邪魔されずに自慰に耽れるということ。そんな日。 或いは何処かに行くとする。或いは何かを見る。或いは何かを買う。或いは女を…

うんざりすることをうんざりした表情で語る

犬がうんちをしていた。後ろ足を八の字にしてプルプルと震えて糞を肛門からひり出していた。僕はそれを観るよりも飼い主の娘さんに見惚れてしまった。彼女は黒い眼帯をしていた。眼帯の中心には「犬」と書かれていた。美少女といっていい容姿でさえあった。…

談話室 963

腕の生えた椅子が部屋の中央に居た 委員会からの電話はまだだった 脹脛も随分前からずきずきとしてかなわなかった 私は神を信じなかった だから椅子に座ることにした 歩く度に椅子は私に対しておいでおいでをした そんなことをせずとも私は中央に向かってい…

餃子の醉象

将棋が嫌い。すぐ負けるからね。あんなの知恵遅れの人がやるものでしょ、元々。中学生の頃は一所懸命がんばって練習したよ。でもだめ弱かった。で、軍人将棋に目覚めた。これは強かった。負けなしだった。ブラフの引き出しはここで増えたね。軍人将棋様様だ…

最近の「つぶやき」のまとめ

投票権をもっと絞るべきだとオジサンは言っている 泥柳の花の舞う季節です 蟹かまぼこをケツに突っ込んだろかコラ 密林芸者は御茶屋要らず…か ミス文化住宅 日本のパミール両毛地方 この世は女が抱ける刑務所か 男根の重力に抗えなかった人たちは悲しいもの…

殺伐・イン・マイ・ブラッド

国を憂う、という趣味があると聞いたことがあります。それはゴッコでありコスプレでありエキセントリックでさえあるということです。うちの駅は貧民階層の吹き溜まりにある駅ですので毎朝とまでは言いませんが四日に一度は共産党のおじいさん達が同じビラを…

ピースが鋭角/小金狂時代

ホントウニ久シブリニ 少シダケ オ頭ノ出来ノイイナオン(女)ト 食事ヲスル機会ガアリマシタ 小生ハ間違イ探シニウツツヲヌカスヘマヲヤラズニ 只 御酒 料理ノ塩加減 雨ニ滲ム夜景 肩カラ見エルブラジャーノ紐 ソウイウ物ヲ 眺メ 過ゴシテ 股間モ勇気モ 1…

テキサスアメリカオースティン

どうもこの三日ばかり俺は鬱だったらしい。今は元気が腹の底から湧いてきている。年齢からくるものなのか。それとも孤独の生活の成果なのかは知らないが、自分にはあまり係わりの無いトピックのひとつがこの憂鬱症候群というやつだと信じきっていた。人生は…

赤月

儂は馬に乗っていた。器械の馬。星が煌き。串刺しにされた処女の列が千メートル続き。その周囲には死神どもが整理券を求めてうろつきまわっている。拳銃を抜くと花が銃口から出る仕掛けになっている。儂は善良そうな羊追いに狙いを定めて撃った。羊追いの少…

毒霧界隈

看護婦さんが 頭を手斧で割ってくれて 中身である脳髄を取り出して 接吻をしてくれると とても宇宙的な感覚に襲われたのです 深緑色のダンディー 脳髄氏はボインの看護婦さんと旅に出て 痴話喧嘩の挙句松江城のお堀に捨てられたそうです さて 僕はその後他の…

世界電話の携帯花嫁

蝶の調査に集落へ。小さな祠に入り、虹を見て、落雷を待つ。松。岸。極楽。変質者。アルビノのハンニバルのアルプス越え。毛筆。疝気。重箱。ハリウッド廿。末世。硬筆。發。 塗りつぶされた写真。壊れた微笑。タール色の口紅。泣かないで抱き寄せてしまうか…

サンキューハリウッド、サンキュー女躰神社

生きていると色々ある。つらいこととか、辛いこととか、甘辛いこととか。大半は塩辛みたいなものを舐めさせられているか運ばされているかのどっちかだ。生きているのが酷くツライ。鬱蒼としてくる、心の森が。そういう時に貴方は何をするべきか。答えは簡単…

恋するヴァンパイアプラネット

やあ、久しぶり。その後どうですか。腸チフス気味のバタ舐め犬の具合は?毛が全部抜けた?興味ありませんがね。今朝方近所の婆ぁに叩き起こされたわけだが。まあなんだ、立ち話ってやつだ(俺の住む貧乏長屋は声が筒抜けなのであります)。早朝五時半に飼っ…

Saturday  (邦訳)

君は馬車 君は癲狂院 君の喜悦に触れるために 僕は延々と歩くだろう 土曜日に地獄(にちじょう)からの帰還さ 君は星座 君は無限の大気 僕は馬の歯でできた荘厳な鍵盤を奏でる サバトの夜 土曜日 僕がどんなに異端的な感興が沸き起こっているか 君に伝えたい…