2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

星が無闇に瞬いてます

ぼくは付き合っている彼女を裸にしてぼくの前に立たせた。和室の真ん中で裸の彼女は寒いようって鳥肌を立ててほほえんでいた。なんという奇跡みたいなすてきな身体だろうと思った。鼠時代から数えて二億二千五百万年。完璧に近い肉体がぼくの前にすらりと立…

小山内さんへ(個人連絡)

とうとう小山内さんに此処を見つかってしまったようですね。小山内×セックスという検索がそれを雄弁に物語っている。そうだよ。これはきみのことさ。体臭がするなんて書いて申し訳ない。僕だって地の底を這うような口臭があるし、銭もないし、自意識過剰の醜…

せかいのこどもの笑顔

不機嫌にしていると良いことはない。不機嫌にしていること自体が思わぬ不幸の星を呼び寄せてしまう。おれは機嫌を良くして気持ちのいい人間であろうといつも努力している。映画は年に一本か二本観て、新しい本も二十冊も読めばいい。それ以上知識を頭に入れ…

なんて顔すんのさ

自転車に乗っていたらみぞれが降り出してそれがあれよあれよと粉雪になっていきました。信じられないような借景を頂戴する機会がよくあります。さきほど毬栗頭の男子中学生と結構可愛い女子中学生がお稲荷さんから息を荒げながら出てくるのを偶然目撃しまし…

毒甲虫が嘲弄する

エジソンが電気を発明してもう八百年ぐらいになるのかと思いますが、群青色を使いこなせぬような人間にそもそも文明が必要なのかどうかというのはマヤ遺跡に眠る下着泥棒の祖先にまどろみの中で考えてもらうことにして、つまり、とどのつまり、エマージェン…