シーチキンおにぎりを喰いながら歩いていたら公団住宅の敷地内の藪園から素っ裸に近い（陰毛丸見え）お婆さんが一生懸命こちらに何かを訴えて口をばくばくさせて訳の分からん手ぶりをしているのが見えた。言葉が不自由なようだった。地球温暖化と捕鯨量が激…

よお。どうだい銚子は。犬吠崎は。漁獲高は。濡れ煎餅は。 まったく参っちまう。獣じゃねえか。おめらは。獣みたいに野蛮じゃねえか。 五人でやるべき仕事を三人でやるってのは割とよく聞く話だよ。 でもよ。事によっちゃ事によるよな。三人の中の二人が新人…

少し生意気なことを書かせて下さい。自棄になって爽やかにセックスしている真横の横でした。潤を追って。アソコをいじくる男性専科。ああごめんなさい。戻ります。今日の夜は月が出ていないので散歩日和だなと考え付きました。更に時間を戻そう。中華料理屋…

狂人舞踏家の死。 さてね、この辺じゃありきたりに起きることだよ。 もし戦争がなくなる世界を夢に描いているなら、 それは貴女がどれぐらいに白痴かを証明するだけに終わるね。 狂人舞踏家の死。 さてね、拘りたくはないんだよ。 愛しい隣人連中となぞ永遠…

息が見える 腰に手を当てて 自分が何者か 果たして己が党の規則に則しているか 考えてみる 見通しのきかない角における あて名不明の手紙のなかの 目隠し毒味に尽きる寺社境内 言葉が暴れる身体を押え付け 祖国が君に甦ってみせろと指示し 君を喪った国家が…

今日のおじさんは燃えていた。仕事をする手も汗でじっとりしてあまりＯＬ連中のパンティストッキングに包まれたふくらはぎを殆ど盗み見しなかったぐらいだ。勿論、こういう時のおじさんは武闘派だからね。如何に阪神が野口の配球を読むことができなかったか…

さっき、おじさん久々に血が沸騰したよ。おじさんはおじさんらしくプロ野球ファンなんだけども、ポジションで一番好きなのが捕手なんだよね。んで、次に投手が好きなんだわ。だからね。おじさんは哀しかったんだよ。何が哀しいか教えてあげてもいいけども、…

ここ最近。まあ十年ぐらいかな。全体主義っていうのか主体思想ってのかは知らないけどさ。マスク率高すぎるだろうとおじさんとしては思うのよ。新型インフルエンザ『チュチェ風邪』がヒステリックに蔓延しだしてるのはおじさんだって知ってるわけ。未知のウ…

めがねの大きなひび割れ 彼のしつこい苦情 騒々しいパーティーけばけばしく大げさにこれ見よがしに はっきりと明瞭に声に出して大声ではっきりと どぎつい色どぎつい模様どぎつい衣服 めだって下品な、かつひどく下卑た、かつ無遠慮極まる顔立ちが美しい 立…

月が真っ赤できれいだよ、と彼女に聞いた。 僕はあわてて下駄を履き外に出た。 月は出ていなかった。ケータイで彼女に電話をする。 月は出ていなかったよ。彼女は笑った。それから電話を切った。 少年少女は一発で食べられてしまいそうな獰猛な夜やった。 食…

女衒協会からメジャー・トランキライザー狂いのトムさんへ。 女衒協会からメジャー・トランキライザー狂いのトムさんへ。 睾丸の精液を弾込めして下さい、そして、淑女の唇を股間へあてがってください。 エンジン着火につき秒読みを開始いたします。 娼婦の…

忌野清志郎氏の逝去について、遅ればせながら一言。 おれが生前の清さんについて知っていること、或いは興味があることといえば、たったひとつであった。キヨの自転車を盗んだ奴いい加減自首しろってこと。なんかよう、テレビっていう四角いオヤジさんが言っ…

一年ぐらい通ってる中華料理屋がある。 雷光飯店とでもしとこうか。味も接客も大雑把でそこが気に入ってる。量がとんでもない。これ喰えるんのか、と目の前の皿を見つめるも、ぺロっと喰える。よ、男の子、陰毛が勇ましくカールしているだけはあるね。今日の…

散歩者はおそらく孤独ではない。都会に群れる人間の虚ろな両眼を覗く限りにおいて。 さて散歩者は野道や竹藪を好むということをご存知だろうか。そしてそれはなぜか、重ねてご存知だろうか。 散歩者は孤独に強い。どんなに暗い農道や潰れた家の並ぶ廃村だろ…

丁度、去年の話なんだけれども、紅い扉のある古くて寂れたマンションに一人身の女が越してきたんだ。その女が本当に一人身なのかどうかは知らない。それなりに若そうにも見えたし年老いても見えたんだ。夏の盛りに越してきたから、盆の前ぐらいだったかな。…

感情は脳でつくられるのか。それとも金玉や子宮でつくられるのか。 それとも右腕の付け根だろうか。親戚の伯父さんのいやらしい目つきだろうか。 最近、いろいろな物が視えるようになった気がしている。環八をマッハで駆け抜ける雅子様とか。Oh Mother,I can…